鼻や喉(のど)の呼吸器系は外部から侵入した菌の免疫機構でもある

鼻や喉の呼吸器系は外部から侵入したウィルスや菌の免疫機構としての役割も持つ

鼻や喉は呼吸する場所でもあり、外部からの異物に対する免疫機構でもある。

意外に思われるかもしれませんが、わたしたち人間の身体からは、健康な時に鼻水が1日に約1.5リットルも出ています。

「そんなに鼻はかんでない」と思う人もいるかもしれませんが、鼻水は鼻の穴から外部へ出るだけではありません。

正常時でも鼻水は出ていて、喉(のど)の方へ流れ込んでいるのです。つまり、無意識のうちに鼻水を飲んでいるということです。

では、なぜ1日に1.5リットルもの鼻水が出るのでしょうか?

この答えを知るには、鼻とノドの役割を知る必要があります。

人間は鼻とノドで呼吸します。つまり、鼻と喉は呼吸器です。

そして、呼吸器と同時に、鼻と喉(のど)は外部からの異物に対する大切な免疫機構でもあるのです。

そもそも鼻やノドの内壁は、長さ100分の7ミリほどの無数の線毛に覆われ、それを鼻水などの免疫が包んでいます。

そして、線毛はこまかく前後に動いています。

健康の人の場合、外部から侵入したウィルスや菌などは、鼻水などの免疫に包まれ、線毛によってノドに運ばれます。

そして、侵入したウィルスや菌が鼻水や痰(タン)として排出されたり、消化管で消化液によって殺されます。

鼻や喉(のど)がこのような免疫機構として役割を果たすから、私たちの身体は健康でいられるのです。

しかし、鼻の炎症などが原因で、この免疫機構が弱ってしまうと、菌を排除するのに時間がかかってしまい、細胞内への侵入を許してしまうことがあります。

その結果、風邪やインフルエンザにかかりやすくなったり、気管支や肺などの病気に発展してしまうこともあるのです。

つまり、呼吸器系が弱ると風邪を引きやすい、体調を壊しやすい体質になってしまうのです。

だからこそ、鼻や喉といった呼吸器系を健康に保つことは重要なことであり、三朝温泉が呼吸器系の疾患に効果があると注目されている理由でもあります。

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